2012年度 合意形成研究会 研究会 議事録

 

日時:2012114日(土)15:0019:00 

場所:サロンSHU(西新橋)

出席者(敬称略):上田、上杉、織田、竜野、橋本、武、松岡、丸尾、矢内、柳島       五十音順)

 

<決定事項>

 

〈ハンディものをつくる〉

・表紙

・導入部 はじめに

・震災になぜ合意形成が必要か?

・よりよい合意形成の3つのポイント

・合意形成の視点から考える震災(仮)5つのアクション例

 

〈タイトル変更〉

・震災と合意形成5つのポイント→よりよい合意形成のための3つのポイント

・震災と合意形成5つの提言→合意形成の視点から考える震災(仮)5つのアクション例

 

<震災になぜ合意形成が必要か?>

1. 災害対策や復興は総力戦

.未定

.未定

・・・

 

〈よりよい合意形成の3つのポイント〉

.情報について 〜最初が肝心〜

情報を欲しがっている人達が何を求めているのか

「正確」より「正直」にわかりやすく

「相手の立場に立って」

 

.合意形成の前提条件の整理 〜合意形成の前に把握〜

・関係者(直接・間接)とそれぞれの関心

何年後に何を達成するのか

どういう範囲の人が関わってくるのか

 

.時間を区切って、「そこでの最適な」合意をめざそう

 

 

〈合意形成の視点から考える震災 5つのアクション例〉

1. 「野球型」から「サッカー型」運用訓練へ 〜防災マニュアルの活用法〜

野球型(トップダウン)で出来ているマニュアルを、非常時にはサッカー型(オールラウンダー)に運用する“ ”。

 ・自分自身の役割をみんなで認識するプロセス

 ・日々の地域のイベント(おまつり等)

 

.「編みの目 ゆびきり共助」 〜いざという時助け合う地盤づくり〜

(つながりを編み込むイメージがあったので、“編みの目”と漢字を変更してみました)

 ・いざというとき助け合えるように、市民・自治体・事業者の協力体制を平常時からつ

  くっておく

 

.「ホレこんだ」ボランティアと、息のなが〜い「新たなふるさと縁結び」

 ・地元の人と被災地に興味のある人の間に立ってつなぐ、仲人さんになろう

 

.そこでの最適を積み重ねた しなやかな「育成型計画づくり」

 

.「合意形成サポート(仮)」 〜よりよい合意形成を広げる〜

 ・アドバイス

情報提供

かけこみ相談受付

合意形成アドバイザー派遣

 

〈担当分け〉

*よりよい合意形成のポイント→上杉

*意義→丸尾

*アクション例1.2→橋本・竜野

*アクション例3→赤間・柳島

*アクション例4→松岡

*アクション例5→百武


〈次回以降議論すべき内容〉

担当分けされた項目を各自で掘り下げて、次回で提案し合い議論する

合意形成サポートセンターを立ち上げるかどうかについて、議論する

〈次回研究会日程〉

日程は決まり次第、メールまたはFacebookで公示。

今回参加できなかった方は、次回までに提示されているテーマの中から興味のあるテーマを決め次第、事務局までメールすること。

 

 

<議事録>

 

■ 昨年の報告 丸尾

・議事録(2011年5月・6月・7月・8月・10月・11月)をもとに活動報告とテーマ

 確認を行った。

〈昨年までのテーマ担当〉

*減災のための事前計画(1「災害時における広域共助」と7「減災のための事前計画」 

 をあわせたもの)→橋本・竜野・矢内

*文化観光(3「復興を通じた文化の創造」と6「地域ぐるみの新たな観光スタイルの

創造」をあわせたもの)→丸尾・宮下

*新たなコミュニティの形成(テーマ表の4)→赤間・上田・松岡・柳島

*災害に関する情報公開(「原発事故情報公開」を核として)→丸尾

 

■ 震災と合意形成5つのポイント 5つの提言の提案(別紙参照)

理事長百武より、今までに出されたテーマを元にハンドペーパーを作成し提案した。

 

*なぜこれをつくったか?

今まで議論してきた内容を集約しておく必要があると思った。震災と合意形成というテー

マに関わる関係者の人達に、我々の提言や提案を簡単な形にして渡せるような媒体(ホー

ムページ等)を紙ベースで作った。まとめ方の例のたたき台として活用したい。

 

5つのポイントについて

・合意形成のやり方自体にみんなの意見が多くあったので、それを今回作れないか

・どういうふうにすればいい合意形成ができるだろう?今までの合意形成の中でたりない

 ことは何だろう?をベースに良い合意形成とは何かみんなで考えたい

 

5つの提言について

今までの議論を提案としてまとめた

・提言1について→合意形成や今まで議論したことが活かされる内容になるのではないか

・提言2について→様々な立場な人が重なり合うように、“網の目”のような防災協定が必

 要なのではないか

・提案3について→ときたま住民=外部の人のこと。第二の故郷作りの縁結びをどういう

 風に図っていくかを考えるにあたり、合意形成の視点から何か提言できることがあるの

 ではないか。単にきずなを深めましょうというのではなく、今一歩踏み込んだ提案がで

 きるといい

・提案4について→計画の考え方。出来た者が正しくてそれに突っ走っていくのがいい方

 法ではなく、実験して、修正して、成長していく、可変型の復興計画作りがもとめられ

 ていくのではいか

・提案5について→合意形成について何か聞きたいという時に、何かアドバイスや相談出

 来る機関がないので、そういう事がサポートできる機関をつくったらどうか。CaPAで担

 えたら面白い。

・裏面には、5つの提言の詳細が書かれる予定

■出された提案を元に議論

*タイトル変更

・震災と合意形成5つのポイント→よりよい合意形成のための3つのポイント

・震災と合意形成5つの提言→合意形成の視点から考える震災5つのアクション例

 

提案すること自体について

・提言したいことの焦点がぼけている

・震災前の行動と震災後の行動が混ぜて提言しているのでわかりづらい

・誰に対しての提言か?今回震災した人向けなのか?今後起る可能性のある都市直下型地 

震へ向けてなのか?

→両方です

→都市と地方では状況が違うので、それを1つのものに集約するのは難しいのではないか

→地方の特性に踏み込んだものは、実際に現場に行ってないので作れない。考え方として

 合意形成の手法を打ち出す

・どこにどう配るのか、狙いをしっかり見つけないといけない

・震災時でも合意形成が必要だと気づいている人達が気づいていない人達に配れるような

 内容だと、使い勝手がいい

 

*震災になぜ合意形成が必要か?

・プロセスが大事。いつでも変えられる頭の柔らかさ

・何を決めようとしているのかをちゃんと決めよう。今の話?30年後の話?

・議論のスタート位置をつくる合意形成も必要

・時間を区切ってそこでのベストの合意を目指す

・合意形成は必要じゃないと考える人々がいいそうな質問を考え、それに答える形式はど

 うか

〜質問〜

合意形成は震災でも重要、必要なのか?合意形成なんていらないんじゃない?

〜回答〜

・合意は情報共有、目標共有の場にもなる。また合意に至るプロセスをみんなでつくるこ

 とで、一体感が生まれ一丸となれる。

・今の時代、“俺についてこい”では人はついていかない

・話し合いの中で各自が持つ資源を引き出すことができる

・素早い判断は事前に関係者で合意形成しているからできる

 

〜質問〜

なぜトップダウンじゃダメなの?

〜回答〜

・トップが全てを決める事は、能力的にも物理的にも無理

・トップダウンが習慣になると、いざという時自分が何をしたらいいのか、思考停止状態

 に陥ってしまう。日頃から、指示待ちではなく、みんなで考えるくせをつけておく必要 

 がある。その姿勢を子供達に見せることで教育的効果もある。

・時と場合によってはトップダウンが必要な時もある

 

マニュアルについて

・行政がつくるマニュアルは全てをカバーしている必要があり、情報量も膨大になるがそ

 れが非常時に使えるかといえば必ずしもそうではない

・想定外の時に生きるマニュアルはどうつくればいいか

・マニュアルは進化する

・非常時に使いにくいマニュアルを、現場で使い勝手がよくするための合意形成とは

・1人がどうするのではなく、みんなで“編みの目”が1つのキーワード

・マニュアルは野球型だが、非常時の行動や意識は、野球型ではなくサッカー型意識(役

 割=合意形成)が求められる。役割をみんなが認識するという合意を形成する

・他人に依存しないで、みんながそれぞれに考えて行動できる日々の訓練、心持ち

・サッカー型意識、行動理論は、一組織内だけでなく、地域全体を基盤として展開するこ

 ともできる

・てんでんこはサッカー型の良い例

 

防災協定について

・“編みの目”の人間関係が作れていると、非常時に助け合える

・防災協定という言葉自体は変更した方がいい

 

ときたま住民について

・時々外部の人が来ることが、被災者の人にとってかならずしもいいとは限らない

・共に生きる=自分の家に他人が入って来て共に生きましょうといっているような感じが

 して恐怖

・外部の人の立場がわかれば、拒否感は軽減できるかも(旅行者、転任者、ボランティア)

・被災地域、被災者のファンになる。サポーターとは少し違うが、何らかの形で継続的に

 関わってくれる人と被災地域をつなぐ役割を担う仲人的存在が必要

・パチンコの景品で、被災地のものを置く店もある

・縁結びの対象やしくみのイメージがあいまいなので、もう少しクリアにした方がいい

 

合意形成サポートセンターについて

・何をしたいのかが、まだあいまい

→かけこみ、派遣(かけこまれた後の対応として)、情報提供する場と考えている

・“センター”という言葉を使うのはやめよう。それに変わる言葉を今後議論する

・合意形成に関わるワークショップやフォーラム、まちづくり情報等、地域の情報提供の

 場として

・合意形成サポートセンターはCaPAがやることではないような気がする

CaPAから、合意形成が出来る人を派遣する

・合意形成サポートセンターや話し合いサポートセンター等、名称はどうあれCaPAがや

 るということも視野に入れて、しくみや担当、内容等今後も話し合う

・合意形成技術をサポートする機関は、社会的ニーズがあるのか

・合意形成関連の書籍紹介フォーラム紹介だけなら、ホームページでリンクをはる方法も

 ある今後要議論。

・提案(一方)だけするのではなく、合意形成に悩んでいる人達をサポートする場(双方)

 の提供をCaPAでできないか

・よくある質問コーナーをホームページ上につくる

 

*育成型計画づくりについて

・“実験”という言い方はよくない

・その時のベストをグレードアップしていく計画、発展し続ける計画にするには